葬儀(そうぎ)、お葬式(おそうしき)、告別式(こくべつしき)と色々な呼び方がありますが、これらはそれぞれ意味が異なります。
とても大雑把に表すと、
(お葬式)=(葬儀)+(告別式)
となります。
まず、一般的に区別が難しいと思われる「葬儀」と「お葬式」について考えてみましょう。
まず、「葬儀」は主に宗教的な儀式です。
そして「お葬式」は、宗教的な儀式である葬儀を含めた一連の行事をまとめて表したものです。
葬儀は、宗教や宗派によって違いますが、日本においてはほとんどが仏教か神道になります。
仏教であれば僧侶による読経(どきょう)や焼香(しょうこう)が行われますし、神道であれば神官による祭詞奏上(さいしそうじょう)や玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われます。
宗教者による儀式である「葬儀」が終わると、その次に参列者が故人とのお別れをする式典となります、
これが「告別式」です。
つまり「告別式」とは、遺族や親族を含めた参列者が故人と最後のお別れをする式典のことであり、焼香(しょうこう)や玉串奉奠(たまぐしほうてん)や献花(けんか)などによって故人とお別れをするわけです。
そして、これら一連の行事(式典)を総称して「お葬式」といいます。
お葬式の始まりの時に司会者が「これより、葬儀ならびに告別式を執り行います」と言いますが、言い換えれば「これより、宗教者が儀式を行うことと皆さんが故人とお別れする式典をやります」というアナウンスになる訳です。
では、具体的にどのようにお葬式が行われるのかといいますと、群馬で行われているお葬式だと、参列者の数によっても異なってきますが、
葬儀が10分から15分くらい
告別式が20分から40分くらい
というのが一般的です。
お葬式の時間をおよそ1時間位として考え、火葬の予約時間に間に合うように開式時間を決めています。
お葬式の詳しい時間配分などはこちらに書いてあるので参考にしてください。
ここでは「葬儀」「お葬式」「告別式」の違いについて書かせていただきました。
葬儀は宗教者による儀式
告別式は参列者が故人とのお別れをする式典
お葬式は、これら全ての含めた総称
となります。
もっとも、葬儀、お葬式などは、普段使いとして同義語として使っておりますので、ほとんど意識する必要はないかと思います。
当Webサイトでも、葬儀と書いたりお葬式と書いたりして、両方を混在して使用しております。これは、葬儀という言葉がなじむ人と、お葬式という言葉がなじむ人がいるだろうと思われるので、わざと混在させております。